車椅子用電動昇降機で実現するバリアフリー

ピットとアンカー

車椅子の男性と桜

2つの工事

車椅子用電動昇降機を家に設置するとき、その前にひとつの工事が必要になる場合があります。車椅子用電動昇降機を、安全に、そして便利に使うために必要な工事です。
ただし、具体的なことを説明しようとするなら、この工事は2つの工程にわかれると書いたほうがいいでしょう。つまり、ひとつの工事が行われ、その次にもうひとつの工事が行われるということです。

それらの工事は、それぞれピット工事、アンカー工事と呼ばれています。ピットを掘り、アンカーを設置するというのが、それぞれの工程の内容となっています。
「掘る」ということからも察せる人がいると思いますが、ピットとは「穴」を意味します。対するアンカーは、「固定するための工事」と言い換えることが出来ます。

掘って、固定する

車椅子用電動昇降機を設置するということは、単に機械を置くということでは不充分です。音楽を聞くためにステレオを置く、ということとはちょっと違うのです。
その場に置くのではなく、動かないようにしっかりと固定する必要があるのです。
なぜそんなことをする必要があるかというと、車椅子用電動昇降機はステレオよりは大きいものだし、ステレオとはちがって人がのる物だから。とりわけ、後者の理由は大切なものです。
人をのせる機械であるからこそ、その人が安全に使用できるように、固定しなければならないということなのです。

ピット工事は、穴(と言っても浅いものではあります)を掘って一段低いところに車椅子用電動昇降機を設置するという工事。まわりの地面に支えられるという仕組みを、これで作ることが出来ます。
その上で、地面に埋め込んだアンカーと、車椅子用電動昇降機に付いているアンカーの凹凸を合わせてガッチリと固定するアンカー工事が行われるのです。